おなかにいっぱい、あやかしの種｜ネタバレ11巻!明の持つサトリの目で見えるのは…

今回は佐藤沙緒理先生の「おなかにいっぱい、あやかしの種」11巻のネタバレや、漫画を無料で読む方法についてまとめています。

 

あやかしが見えるサトリの目を持つ少女、樹音明（きづ　あかる）。

明は、麒麟の神獣、江月リン（こうづき　りん）に頼まれ、サトリの目を見えなくさせるという条件の元、あやかしの精○集めに日々励んでいた。

ある日、明とリンの前に、サトリの使いである烏天狗のあやかし、左乃（さの）と右介（うすけ）が現れる。

2人は、明がサトリの嫁として相応しいかテストをすると言い出して……。

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ココがポイント

 

おなかにいっぱい、あやかしの種｜11巻ネタバレ込みのあらすじ

「人間はいつももう1人、心の中の自分を連れている」

明のこのモノローグから、1が始まります。

まだ明が都会に住んでいた頃、仕事を終えた明の母が帰って来る。

玄関で母を出迎え「お帰りお母さん」と言う明。

母は「お父さんは？」と、明に聞きます。

母は微笑みながら言うが、明の背後にいる母の形をした黒い影は、疲れからか、はぁ……とため息を吐く。

明が「今日やっぱり遅くなるって」と告げると「え、じゃあご飯まだ？」と、疲れているのに、夕飯の支度を自分がするのだろうかと思ったのか、母の形をした黒い影は、物凄く嫌そうな表情をする。

しかし、明が「自分がご飯を作った」と言うと、母も母の形をした黒い影も「すごい！」と驚くのだった。

 

心の中の自分はとても正直。そして、心の中の自分が見えないあやかしは、明にとっては化け物そのもの。

そんな中、明が中学2年生の頃、朱天童子のあやかし達に車に連れ込まれ、無理矢理犯されかけた事件が起こります。

事件が起きた事で塞ぎ込む明に、母は祖母の家に引っ越しをしようと提案する。

「でも、お仕事は」

明は、両親の仕事を心配します。

「大丈夫」

そう母は言いますが、明の視界には、引っ越すことで仕事が出来なくなるかもしれいないという悲しみと苛立ちからか、涙をこぼす父の形をした黒い影と、それをなだめる母の形をした黒い影が映っていたのです。

 

「2人は本当は心配してなかったんだ」

誰かにそう尋ねられる明。明は首を横に振りその問い掛けを否定する。

「凄く心配してくれた。でも、2人にはしたいことがいっぱいあった」

そう答える明。

明に問いかけた人物は「明がどれほどの恐怖を感じたか、彼らには分からない」と言うと、続けて「おれにはわかるよ。おれならあかるをわかってあげられる」と告げるのだった。

 

明が「え？」と言いながら、目を開けると、昨晩明を上から覗き込むように見下ろしていた謎のあやかしが、明をじっと見ていた。

2人はベッドに横たわっており、謎のあやかしは「おはよーあかる」と声をかける。

そして「おれは」と、話を続けようとすると、明はガバッと起き上がりバタバタと部屋から出て行く。

ここはリンの家。別の部屋から出てきたリンに駆け寄ると、明は「知らない人が……！」とリンに話しかける。

しかし、リンは明が見えていないのか、明を無視すると左乃に「本当にあかるは今朝1人で帰ったんだな？」と尋ねる。

左乃は「一度お着替えにちゃんと右介が送って行ったので」と返す。

 

リンと左乃の会話を聞きながら「なんで……」とショックを受ける明。

すると、明の背後に謎のあやかしが這い寄り、彼女の耳元で「きみとおれは、今、他者の一切の感知を受けない」と囁く。

「おれがそうしたから」

そう明に言う謎のあやかし。

その時、明は左乃が「サトリ様なら、あやかしにも効く術を使える」と言っていた事を思い出します。

 

「あなたが……サトリ？」

謎のあやかしにそう尋ねると「うんっ」と謎のあやかし……サトリは肯定する。

リンと共に学校へと登校する左乃。

明は「自分も学校に行かないと」とサトリに告げ、着替える為に急いで部屋に戻っていきます。

 

制服に着替え、急いで登校する明。

しかし、教室には既に自分が登校しています。

一体どうして？　と思う明。

明に付いてきたサトリは「きみの代わりは用意したんだよ」と、明に言う。

「代わりって」

サトリの言う事が理解できていない明。

その時、ドンッと登校してきた犬神のあやかしである犬上明楽（いぬがみ　あきら）と、ぶつかり、明は急いで謝ります。

しかし、犬上も先程のリン同様、そこに明がいないかのように普通に教室に入っていくと、明が座る席に向かう。

 

明は、教室にいるもう1人の自分を見る。

明の視界には、もう1人の自分が右介に見えています。

サトリは「自分達以外の目には、明に見えているよ」と言う。

「なんで」

なんでこんな事をした、そう明が言おうとした瞬間、サトリの方が早く口を開き、明にこう答えます。

「誰にも脅かされたくない。迷惑をかけたくない。いっそ消えてしまいたい。そんな風にもう1人の明が言ったんだ」

 

明と同じ黄色の瞳で、明を覗き込むサトリ。

明はサトリに恐怖を覚え、サトリから逃げだそうと走り出しますが、サトリは明の手を即座に掴みそのまま捕まえると、逃げられないように明を持ち上げる。

 

「おれは遊びたいだけなんだよ」

そう言いながら、あやかしは明のうなじをベロッと舌で舐める。

サトリに舐められた明は、ぞわわわっと身体を震わせ「ヒッ」と声を上げる。

「ここ、噛まれたことがあるんだ」

サトリはそう言うと、がぶっと勢いよく明のうなじに噛みつく。

サトリに噛みつかれ「ぴえっ」と声を上げると、明は恐怖からかポロポロと涙をこぼし始め「ふぐっ、ふっ」と嗚咽を漏らすのだった。

 

教室の出入り口のドアに押しつけられる明。

「はなしてっ」と明は抵抗しますが、サトリはそれを聞かず明のスカートの中に顔を突っ込むと、にゅるんっと明の下着の中に舌を入れていきます。

そのまま、サトリは勢いよく明のアソコをぢゅるるるうずぢゅるるると音を立てながら吸っていく。

サトリに吸われ、明は「やだやだやだっ！」と拒否の声を上げるも「ひ、んっ、う、あ」と、びくっびくっと身体を震わせ喘ぎ声を上げる。

 

ここは教室。クラスメイトに聞かれたら……

そう思い、急いで手で口を塞ぐ明。

そんな明に対し、サトリは「こえ、出しても平気だよ。だれも気がついてないでしょ？」と言いますが、明は嫌だと言いたげにふるっと首を横に振る。

 

その瞬間、サトリは「見えてるくせに」と意地悪そうに言うと、ずぢゅーっと再び勢いよく明のアソコを吸う。

突然の強い刺激に、明はびくんっびくっと身体を震わせ「んんっ～ッふっ♡　うっ♡」と声をこぼし、達する。

達した事で力が抜けたのか、サトリにスカートを脱がされているにも関わらず気付いていない明。

「あ……あの」

明がサトリを呼びかけた瞬間、ずぢゅんっと明のナカへと自分のモノを挿入していくサトリ。

「いっぱい生の声聴かせてね」

そう言うサトリに、明は目を見開き、恐怖に顔を歪ませていく……。

 

ロッカーにもたれかかるように立ちながら1回。

教室の床に押し倒されながら正常位でまた1回。

何度も何度もサトリに犯され、ナカに精○を出された明はぐったりとする。

「あきらめちゃったの？」

そう明に呼びかけるサトリ。しかし明は返事を一切しません。

返事をしない明に「んー……」と声を出しながら、ちらっとリンを見るサトリ。

そしてサトリは「昨晩の事覚えてる？」と明に問いかけます。

 

「明が自分のアソコを道具のように使えるのも、今あきらめたふりをできるのも、キリンの力を信じているからだ」

そう明に言うサトリ。

「その彼のマーキング、今も残っているかな？」

サトリの言葉に、顔をさーっと青くする明。リンのマーキングが無くなったら、自分はサトリの子を孕んでしまう。

それだけは嫌だと、明は再びサトリから逃げようとしますが、すぐに腕を掴まれ、そのまま後ろから挿入されてしまいます。

 

「やあっあっ、やだぁ♡　あっ、ああっっ」

バヂュンッ、バヂュッと勢いよくサトリに腰を打ち付けられ、声を抑える事無く叫ぶように喘ぐ明。

サトリは「すごい声。嫌なのにキモチいいんだ」と煽るように言うと「あかるが1番感じるところで出してあげるね」と言い、ぐりゅんっと明の奥を突くと、どぷっと明のナカに精○を注ぎ込む。

 

サトリに精○を注ぎ込まれながら、助けて欲しいと言いたげにリンに向けて手を伸ばす明。

しかしサトリは「たとえ気がついても彼は助けてくれないよ」と、明に言う。

サトリは「リンは自分の子どもを産ませるために、明の傍にいた」と告げるのだった。

 

保健室のベッドの上で、ギシッ、ギッとスプリング音を響かせ、騎乗位でセ○クスをする明とサトリ。

サトリの術により、保健室の先生には全く気付かれていません。

「ほら、もっとがんばって。はやく術、解いてほしいんでしょ？」

楽しそうにサトリは明に言うと、べちっと彼女のお尻を叩く。

明はサトリに突かれながら「なおしてくれる気もっ、ない、くせ、にっ」と、途切れ途切れに言う。

楽しむだけ楽しんで、自分の望みなんて聴いてくれない。明はサトリに対してそう思っているのかもしれません。

 

サトリは「そんなことないよぉー」と言い、明の股関節を掴むと、勢いよく明の腰を落とさせ、そのまま明のナカに精○をどぷっ、どびゅるっと注いでいく。

「アッ、あっ、あっ」と喘ぎを漏らし、きゅんっきゅんっとアソコを疼かせる明。

ナカに注がれた余韻に、はーっはーっと息を吐きながら浸る明。

サトリは「せっかくだから、学園物の定番の場所では一通りしたいなぁー」と、明に告げるのだった。

 

学校が終わり、リンの家に帰る明とサトリ。

白い寝巻きに着替えた明は、ぐで……と、布団にうつ伏せになる。

保健室での行為の後、トイレ、体育用具室、屋上と、沢山セ○クスをした為、明はすっかり疲れ切っている様子。

サトリから「あかるはおうちのお布団の上の方が好きー？」と問いかけられるも、明は答える気力が無さそうです。

その時、部屋の襖が開き左乃が「サトリ様」と、サトリに呼びかけます。

 

リンは奥の間で既に休んでいること、明の家には、右介が明に成り代わっている事を告げる。

そして、サトリが左乃に買ってきて欲しいと頼んだファーストフードが入った袋と、リンから預かった家の鍵を渡すと、左乃は襖を閉め帰って行く。

サトリは明を自分の方に抱き寄せると「ご飯だよー」と告げる。

サトリは、ハンバーガーと飲み物をそれぞれ持ち、ご満悦そうです。

明もファーストフードを手にしますが、食欲がないのか、口にしようとしません。

 

ハンバーガーを食べながら「ご飯に精○ぶっかけるやつやってみようよ」と、明に提案するサトリ。

明はガタガタと震えながら「普通に食べるからやめて。食べ物で遊ぶのよくない」と、拒否をする。

サトリは「そっかあ」と返すと「じゃあ食べ終わったら今度は普通にしようね」と、明日も明後日もずっとセ○クスをしようと、無邪気に笑いながら明を誘うのだった。

 

右介が明の代わりとして、学校に登校し始めてから何日か経ったある日……。

1人歩く明の姿をした右介を、後ろから追いかけるように歩いて行くリンと犬上。

ふと、犬上がリンにこそっと「ここんとこ一緒にいないよな」と耳打ちします。

リンは「ん？　ああ」と返事をすると「確かにそろそろ心配だな」と言いながら、スッと明に近付いていく。

そして、ぐいっと制服の襟を掴むと、そのままぽいっと窓から明の姿をした右介を投げ落とし、犬上に「鬼一（きいち）を呼んでこい」と、指示します。

 

明の姿をした右介が落とされた先は、人気の無い校舎裏。明の姿をした右介の近くには、左乃もいます。

犬上が鬼一を連れて来た瞬間、どろんっと煙が上がり右介がその場に現れる。

「どういうことだ」と、リンに説明しろと言う鬼一。

リンは鬼一の問い掛けには答えず「サトリが来てるんだろ？　今は明と2人きりで最終面接中ってところか？」と左乃と右介に問い掛ける。

サトリが明と2人きりだとは知らなかった犬上と鬼一は「はぁ！？」と驚きの声を上げます。

 

「サトリ様はあかる様をえらく気に入っておられたので」

右介の術が解かれるとは思わず、少し表情に焦りを見せながら言う左乃。

左乃は表現を濁らせながら言うが、右介は「今頃、子作りに励んでいらっしゃるだろうな」と濁しもせずそのままストレートに言う。

左乃と右介の言葉を聞きながら、鬼一はリンを睨み「お前知ってたな」と、最初からリンは本物の明がサトリと一緒にいるのを知っていただろうと問い掛ける。

犬上も「お前なんで」と、問い掛けますが「当たり前だ」と、リンの代わりに右介が口を開きます。

 

左乃は「麒麟様……即ちリンは、あやかしの種保全を目的として明と共にいた」と、犬上と鬼一に告げる。

続いて右介が「サトリ様は1人でお山に住む多くのあやかしの住処を一目から守っている」と話す。

その為、リンがサトリの嫁取りの邪魔をするはずがないと断言します。

「明の目はサトリと同じものを見ることが出来る唯一無二のもの。それを知っていたリンは、明を傍に置き、あやかしに慣らし守っていた」

左乃は、そう犬上と鬼一に説明する。

 

明がサトリと結婚する事は、明にとって悪い話ではない。

左乃は、そう言い切ります。

左乃の言葉を聞いた鬼一は「こいつらは、明の場所を知っていても言わないだろう」と思ったのか、時間の無駄だと言い捨てこの場を去ります。

 

リンは、犬上に向け「自分も、明にとって悪い話ではないと思っている」と、明がサトリと結婚する事に対し肯定的な考えだと告げる。

「明はこの事を知っているのか」と、問い掛ける犬上。

リンは「明は知らない」と答えます。

リンの言葉を聞いた犬上は「明は、リンが思ってるよりもリンを信じている」と言うと、自分もまたその場を去っていく。

 

鬼一も犬上も去り、リンの周りは左乃と右介だけ。

左乃は「サトリの嫁になることは、この人間の世界で異能を持って生きるより、ずっと幸せなこと」と、再び明とサトリの結婚に対し、肯定的な言葉をリンに向け…

次巻のネタバレ

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ココがポイント

おなかにいっぱい、あやかしの種｜11巻感想

サトリの目を持つ明は、あやかしが見えるだけでなく、人間の本心と言える「もう1人の人間」が見えるという事が明らかになります。

ずっと本心が見え続けていた明は、とても辛かっただろうなと思いました。

また、サトリに犯され続け、助けてもらえなくてもずっとリンは来てくれると信じる明。

リンは口では、明はサトリと結婚した方がいいと言いますが、本心はきっとサトリと結婚してほしくないのでは？　とちょっと思ってしまいました。

このまま明はサトリと結婚してしまうのか。次巻も気になります。