今回は味野ひらき先生が送る『デリヘル呼んだら大嫌いな姉が来たので、復讐セックスで人生めちゃくちゃにしてみた。』6巻(最終回)のネタバレやお得に読める方法についてまとめました。
デリヘルの仕事をしていた瞳は、必死で仕事に耐え、そして聡介に会いたいと、心から思っていた。
そんな中和人から渡されたDVDを見てしまった聡介は、瞳に距離を置きたいと告げ…
ココがポイント
注意ポイント
当サイトのネタバレは文字のみです。絵でご覧になりたい方は【『デリヘル呼んだら大嫌いな姉が来たので~』をお特に読める方法】をご覧ください。
デリヘル呼んだら大嫌いな姉が来たので、復讐セックスで人生めちゃくちゃにしてみた。｜ネタバレ6巻最終回！
いつものようにバイトをこなしている和人を、若菜は心配そうに見つめていた。
若菜は瞳のことを聞きたくて和人に話しかけるも、和人は返事をしてくれない。
そんな態度に若菜は言葉を詰まらせた。
しかし若菜は、バイトを終えた和人を呼び止め腕を掴む。
若菜は和人に逃げないでと言い、ちゃんと話してと真っすぐ見つめた。
和人は暗い表情を浮かべたが、ちゃんと話すことにしたのだった。
・・・
二人は和人の部屋で座って向きあっていた。
そして和人は、瞳のことを少しずつ説明をする。
瞳は義理の姉だということ、学生時代ずっと虐められていて人間不信になったこと。
…自殺しようと思っていたこと。
でも僕は、と顔を覆う和人を、若菜はギュッと抱きしめた。
和人は若菜の行動に驚き名前を呼ぶが、若菜は更に抱きしめ…辛かったんだねと声を絞り出した。
私も色々あったんだと若菜がいうので、和人は若菜を見る。
だけど若菜は、もう踏ん切りは着いていると和人を真っすぐ見つめた。
そして、和人が今生きていてくれてよかったと眉を垂らす。
若菜は和人に寄り添い、似た者同士惹かれたのかなと笑う。
和人に会えて嬉しかったと若菜に言われた和人は、ボクも理解してくれる人がいて嬉しいと答えた。
安心したように和人に身体をあずける若菜。
そして二人はキスをする。
和人はキスをして、若菜を抱きながら疑問が渦巻いているのを感じた。
本当にこれでいいのか？と自問自答する。
自分が瞳にした復讐のことを黙ったまま、幸せになってもいいのだろうか。
これじゃあ…姉さんと一緒なんじゃないか？と。
しかし和人はその考えを打ち消した。
違うのだ、自分は瞳とは違うのだ。
そう言い聞かせながら、和人は若菜を抱いていた。
《絶望》
街をふらふらと歩いていた瞳は、チンピラのような男性にぶつかった。
人にぶつかって挨拶もなしか！？と肩を掴まれたが、瞳は鋭い視線で男を睨みつける。
その視線からビリビリとしたものを感じた男は、瞳のことをなんかヤバイといい、関わらないほうがいいと去っていく。
瞳はそれを気にも留めず、またふらふらと歩きだした。
泣き出しそうな顔で、歩く瞳。
もう行く場所なんてないと瞳は思った…自分には聡介しかいないのだ。
瞳は聡介の家に行き、チャイムを鳴らす。
しかし聡介は留守なのか、なんの反応もない。
ポストから中を覗く瞳だが、暗く物音をしない室内に、瞳は爪を噛んだ。
夜の街をまた一人徘徊する瞳。
その瞬間、瞳は聡介とすれ違い聡介の姿を見つめた。
しかし聡介は、見知らぬ女と楽しそうに話ながら歩いている。
うそ…瞳はその場から走り去った。
すれ違う瞬間、聡介も瞳を見たような気がした。
「どうしたの？お兄ちゃん」と首を傾げる女…聡介の妹だ。
聡介は瞳を追うことはせず、妹に「なんでもないよ」と答えた。
・・・
夜、瞳と和人の両親は物音で目覚めた。
音は風呂場から聞こえていて、鳴りやむ気配はない。
瞳だろうかと思いながらも、両親は心配になり風呂場を確認に向かった。
風呂の扉をあけた母親は、叫び声を上げた。
そこにいたのは、手首を血まみれにし意識を失っている瞳だったのだ。
《望まない現実》
両親に連絡をもらった和人は、急いで病院に駆け付けていた。
来てくれてよかったと声をかける母親に、姉さんは？と聞く和人。
病室にいる瞳は、ベッドに座りぼーっとしていた。
手には包帯がまかれている。
そして和人の顔を見るなりいったのだ。
「あなたは…だれ？」
和人は血の気が引くのを感じていた。
出血と精神的なショックで、一部の記憶をなくしたらしいと母親に説明される和人。
母親は顔を覆い、涙を流している。
父親は和人に、母親もだいぶ参ってしまっているようだと話し、瞳のことを頼むと部屋をあとにした。
椅子に座りこむ和人に、瞳は声をかける。
あなたと私はどういう関係なの？と純粋に質問を投げかけてくる。
和人は両親が再婚したから、ぼくは義理の弟だと話す。
おとうと…とぼやく瞳に、何か思い出したかと和人は訊ねる。
しかし瞳は、首を横に振った。
「…ごめんね」とぽろりといった瞳に、和人は呆然とした。
瞳は穏やかな表情で、弟に面倒見させちゃうなんてひどいお姉ちゃんだと語る。
そして微笑をうかべ、和人にありがとうと言った。
和人は震えた…まるで別人になってしまった瞳に、頭がおかしくなりそうだった。
純粋な目で和人を見つめる瞳…その視線に耐えられない。
やめろ…やめろ…頭を抱える和人は、怒りで震えていた。
そんな和人に、大丈夫？と声をかける瞳。
和人は許せないと思った。
今まで自分にしてきたことをすべて忘れて、逃げる瞳を…絶対に許せないと思った。
何かが切れたように叫び出した和人に、瞳は身体をビクリとさせた。
そして和人は、瞳の上にのしかかった。
叫び声をあげた瞳を、荒い呼吸を上げて見下ろす和人。
瞳は顔を真っ赤にさせて、いや…怖い…と怯えた声を出す。
その声でハッとした和人は、行き場のない悔しさに歯を食いしばった。
静かな夜の病室…和人を心配そうに見つめ「和人…くん？」と呼ぶ瞳。
その呼び方でボクを呼ぶなと怯える和人。
瞳はそんな和人を真っすぐ見上げ、私はあなたにそんな酷いことをしていたのかと訊ねた。
和人はその声に瞳の上から飛びのき、そうだと声を振り絞った。
そして瞳のせいでこんなことになったんだと叫び、手に残った傷を瞳に見せる。
これを見ても思い出さないのかと…心も身体もさんざん傷つけられたのだと訴える。
瞳はうつむいて、ごめんね…と謝る。
そして何を思ったのか、入院着の紐をほどいた。
謝ってどうにかなることじゃないってわかってると言う瞳は、服を肩から脱ぎおろし胸を露わにした。
好きにしていいよ…と視線を逸らす瞳に、和人は頭を抱えた。
違う、違うと何度も頭の中で叫ぶ。
肌を晒してじっとしている瞳。
和人の求めていたのは、こんなモノじゃない。
和人はただただ、瞳に復讐がしたかっただけなのだ。
どんどん呼吸が荒くなっていく和人は、身体を大きく上下しながら呼吸を繰り返す。
そして思い切り瞳の手を引っ張って、ベッドから降ろした。
《最後の復讐》
部屋を飛び出して、瞳を引っ張りながら一目散に走る和人。
思い切り手を引かれ、瞳は痛いと訴えるが和人は振り向きもしない。
…辿り着いたのは、屋上だった。
どうして屋上なんかにと辺りを見渡す瞳。
そして和人は、屋上のフェンスを跨ぎ超えた。
危ないよ！と叫ぶ瞳に、和人は向き直った。
そして瞳を真っすぐ見て「これが、ボクの最後の復讐だ」と告げた。
瞳に殺してくれという和人。
何もわからない瞳は硬直し、そんなの嫌だと声を漏らす。
和人は続けた、ボクにずっと死ねと言ってきたのは瞳じゃないかと。
これは望み通りの結末じゃないかと、狂喜の表情を浮かべる。
瞳はイヤだと…母親にも見捨てられて自分の居場所はもうないのだと叫ぶ。
そういいながら瞳は、前にもこんなことがあったような気がした。
一人にしないで…と和人に縋りつく瞳。
そんな瞳の首を、和人は両手でつかんだ。
やらないならボクが殺す…そう力を込める和人。
締まっていく気管に、瞳から苦し気な声が漏れる。
だれか…助けて…瞳は心の中で助けを求めた。
そして頭の中に浮かんだ彼…その顔ははっきり見えず塗りつぶされている。
「そ…う…すけっ…」そう手を伸ばした途端触れた感覚がして、和人の身体は後ろに傾いていった。
落ちていく瞬間、和人は笑っていた。
声のようなものを発して落ちていく…目の前から居なくなった和人。
瞳はその場に尻もちをつき、最後に触れた手を見つめる。
ちが…私…瞳は頭を鷲づかみ、夜の屋上に断末魔が響いた。
・・・
そこからのことは、よく覚えていない。
部屋の前には、用意された食事が置いてある。
その暗い部屋の中で毛布を被り、膝を抱える瞳。
蘇った記憶に上書きされたものは、瞳の首に残った生温かい感覚。
そして最期に見た、和人の冷たい笑みだった。
復讐は終わりを迎えた…瞳が世界で一番嫌いな人間は、未だ瞳の中で生き続けているのだ。
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デリヘル呼んだら大嫌いな姉が来たので、復讐セックスで人生めちゃくちゃにしてみた。｜6巻最終回感想・考察
最終話だったんですが…なんという鬱展開なんでしょうか。
今回成人向けマンガなのに、セッ〇スシーンなし！ひたすら鬱という！
ちょっと驚きのラストでした…まさかこんな終わり方をするとは。
若菜の登場で人の温もりを感じた和人だったのに、それを一気に消す瞳の記憶喪失。
幸せになって欲しかった…とどうしても思ってしまいます。
残された聡介や若菜は、どうしたらいいのか。
人間らしくなっていく和人に喜びを感じていた私としては、とても切ないエンドです。
和人の復讐は、成功したのでしょうかね。
これからも永遠に、和人に支配されていくだろう瞳。
絡みのシーンやセッ〇スのシーンは、かなり激しく書かれていた作品。
だけどそれだけじゃない、人の感情がちゃんとあって、全体的にとても考えさせられるお話でした。
以上、『デリヘル呼んだら大嫌いな姉が来たので、復讐セックスで人生めちゃくちゃにしてみた。』６巻のネタバレと感想でした。
注意ポイント
当記事の情報は2020年3月時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください
